【6月7日 Xinhua News】中国湖南省工商業連合会は3日、同省で初となるセブンイレブン(7-Eleven)の店舗がこのほど開業し、開業日の売り上げが50万元(1元=約15円)を突破してコンビニエンスストア1店舗1日の売り上げとして世界記録を樹立したことを明らかにした。

 湖南省(Hunan)で広く流通業を営む湖南友好阿波羅商業は昨年10月、同省におけるセブンイレブンのフランチャイズ権を獲得した。しかし、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、同省初店舗の開業は2度延期され、5月30日正式開業となった。

 開業日当日の売り上げは50万元を突破、累計来店客数は5千人を上回り、1時間当たりの平均来店客数は約300人、同売り上げは2万9800元だった。セブンイレブン中国によると、コンビニエンスストア1店舗1日の売り上げとして世界新記録を更新したという。

 取り扱う総菜やパン、デザート、おにぎりなどの食品類については、セブンイレブンが世界の店舗で販売しているもののほかに、同省の特色豊かな弁当やビーフンなどの販売も予定しているという。

 友阿グループの胡子敬(Hu Zijing)董事長は、セブンイレブン湖南は日本と完全に同じではなく、ここにしかない商品が多く並ぶだろうと話し、「セブンイレブンなどの日系コンビニの商品は差別化、品質という点で大きな強みがあり、日系ブランドの進出は業界の進歩を促し、長沙のコンビニ経営のレベルを全体的に押し上げてくれるだろう」との認識を示した。(c)Xinhua News/AFPBB News