【6月4日 AFP】中国南部の小学校で4日、刃物を持った襲撃犯が児童37人、教員ら大人2人を負傷させる事件があった。現地報道によると、犯人は警備員だったという。

 広西チワン族自治区(Guangxi Zhuang Autonomous Region)蒼梧(Cangwu)県当局によると、被害者全員が病院に搬送されたが命に別条はないという。

 事件は、旺甫鎮中心(Wangfu Central)小学校で児童の登校時間にあたる午前8時半に発生。地元政府は、50歳前後とみられる犯人を「拘束下」に置いたとしている。

 広西チワン族自治区の学校は、新型コロナウイルスの影響で数か月間閉鎖されていたが、5月に再開したばかりだった。

 中国では近年、学校の襲撃事件が相次いでいる。当局は警備の強化を余儀なくされているが、こうした事件の根本原因をさらに調査するよう求める声も上がっている。(c)AFP