【6月6日 CNS】中国・湖北省(Hubei)武漢市(Wuhan)では、5月14日午前0時から6月2日午前0時までの間に989万9828人の集中核酸検査が実施された。結果、感染確定者はゼロ、無症状感染者は300人で、陽性検出率は0.303人/1万人だった。また濃厚接触者1174人の追跡調査はすべて陰性だった。

 湖北省新型コロナ肺炎防疫対策指揮部の2日の記者会見で、胡亜波(Hu Yabo)常務副市長は集中検査について「市民の広範な協力のおかげで、すべての検査をやり尽くすことができました」とあいさつした。

 胡副市長の説明によると、「全面網羅式の検査を行い、ビッグデータと照合し、これまで核酸検査を受けたことがなかった住民まですべての検体を採取し、採取作業者の訓練をくり返し、居住区ごとに検体をとりまとめ、外出が不自由な住民には訪問採取を行った。武漢で検査が可能な63の組織を総動員して検査施設の数を増やし、また全国から検査従事者、試薬、設備などの資源を集めた。主に単一検体の検査を行ったが、複数検体の混合検査も科学的合理的に行い、検査能力と効率を大幅に向上させた。混合検査の品質コントロールについて専門家が論証し、サンプリング実証確認を行い、検査フローを規範化し、検査結果を正確で信頼がおけるものにした」という。

 また、発見された無症状感染者には隔離観察と漢方医と西洋医による予防的ケアを個別に行い、基礎疾患があって転院が必要な場合は直ちに転院を手配し、無症状感染者の濃厚接触者に対しても医学隔離を行ったという。

 今回の検査費用は政府負担だが、集中購買でコストダウンを図り、総支出額は約9億元(約137億円)で収まったと説明された。

 武漢市衛生健康委員会の王衛華(Wang Weihua)副主任によれば、短期間に1000万人近い規模の検査を終えることができたのは、最高で1日2907か所の検体採取場所を用意し、検査従事者と医療要員をそれぞれのべ人数で28万8000人と5万7000人投入したため、としている。

 王副主任は「居住区ごとに時間を分けて住民の待ち時間を減らしたほか、1度に検体5個までの混合検査で効率を高めた。今回の検査で、武漢のこれまでの1日当たり30万人分の検査能力を、一気に100万人分を突破するまでに高めることができた」と語った。(c)CNS/JCM/AFPBB News