【6月3日 AFP】(更新、写真追加)ローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇(Pope Francis)は3日、米国の黒人男性ジョージ・フロイド(George Floyd)さんが警官に首を膝で押さえつけられて死亡し、抗議活動が全米に広がっている事件を受け、「人種差別の容認や看過はできない」と述べた。

 一方で教皇は、フロイドさんの事件を受けて広がっている暴力行為について「自己破壊的で自滅的」だと非難。「暴力で得られるものなどない。あまりに多くのものが失われている」と嘆き、フロイドさんと「人種差別という罪のせいで命を失ったすべての人」のために祈っていると述べた。

 事件を受けて全米で抗議活動が行われており、大半は平和的だが暴動に発展しているところも多い。(c)AFP