【6月3日 AFP】米ミネソタ州で黒人男性のジョージ・フロイド(George Floyd)さん(46)が警察に拘束され死亡した事件を受け、米国各地では抗議デモが続いている。ニューヨーク、首都ワシントン、ロサンゼルスでは2日、非暴力的なデモが見られた。

 米ニューヨーク市内のフォーリー広場(Foley Square)では、黒いシャツを着た人が大勢集まり、「Black Lives Matter(黒人の命は大切)」のスローガンとともに連帯感を示した。首都ワシントンでは、ホワイトハウス(White House)付近でデモが行われ、多数の参加者らが道路に横たわり、身柄を拘束されるジェスチャーで警察の対応に抗議した。

 一方、ロサンゼルスでは、デモ隊に共感してひざまずく警察官らの姿が見られた。現場にいた警察官の一人は、「ミネアポリス(Minneapolis)で起きたことには、われわれも驚がくしている。もっといい対応を模索しないといけない」と述べ、「われわれがこの街を守らなければならないのだから」と続けた。 

 映像は順にニューヨーク、ワシントン、ロサンゼルスで2日撮影。(c)AFP