【6月3日 AFP】ラグビーフランスリーグ・トップ14を運営するLNRは2日、新型コロナウイルスによって中断を強いられている今季の1部と2部リーグの完了を断念したと発表した。優勝チームなしでシーズンを打ち切るとしている。

 同国サッカー・リーグ1がシーズンの中止を決めた4月30日、1部と2部に所属する全30チームと協議したLNRは、8月末にプレーオフを行う案を諦めることに合意したと述べていた。

 そして今回LNRの執行委員会が出した発表文により、その決定が承認され、詳細が詰められた。

 サッカー・リーグ1は優勝チームを決めたが、ラグビー界は1943年以降で初めて王者なしでシーズンが終了することになった。また、1部と2部の間で昇格、降格するチームもない。

 これによりトップ14は、9月4日に開幕予定の2020-21シーズンから再開されることになるが、今回の決定は6月11日に行われるLNRの臨時総会で正式に承認される必要がある。(c)AFP