【6月7日 CNS】中国・広東省(Guangdong)広州市(Guangzhou)の長隆野生動物世界(Chimelong Safari Park)の「アジアゾウ園」は、中国のアジアゾウ繁殖基地の一つだ。現在飼育中のアジアゾウは約30頭、その内の10頭あまりは同園で生まれた二代目だ。

 先月27日、同園で三代目となるゾウの赤ちゃんが2頭、元気に生まれてきた。1頭は雄で2020年4月30日生まれ、出生時の体重88キロ、もう1頭は雌で5月12日生まれ、体重は100キロを超える。

 アジアゾウはアジア大陸で現存する最大の動物だ。世界的にも、体の大きさではアフリカゾウに次いで2番目の陸上動物だ。アジアゾウはワシントン条約(CITES)に定める絶滅危惧種で、中国の1級野生保護動物でもある。(c)CNS/JCM/AFPBB News