【6月3日 AFP】欧州連合(EU)のジョセップ・ボレル(Josep Borrell)外交安全保障上級代表(外相)は2日、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領が先進7か国(G7)首脳会議(サミット)にロシアなど複数の国々を招待する意向を示したことを受けて、トランプ氏にG7サミットの枠組みを変える権限はないと述べた。

 ボレル氏は、ロシアはウクライナからクリミア(Crimea)半島を併合した2014年から方針を変えていないので、G7復帰を認めるべきではないと述べた。

 さらに、「今回は米国が務めるG7議長国の権限には、ゲストの招待が含まれており、それには議長国の優先事項が反映される」「しかし、加盟国や枠組みの恒久的な変更は、G7議長国の権限に含まれない」と述べた。 (c)AFP