【6月2日 AFP】香港で予定されていた、天安門(Tiananmen)事件の追悼集会の開催が禁止されたことを受けて、米国は2日、中国が香港の声を封殺しようとしているとして非難した。両国政府は香港の自由をめぐり、対立を強めている。

 マイク・ポンペオ(Mike Pompeo)国務長官はツイッター(Twitter)に、「中国政府の意図について疑えば、それは香港の人々の声と選択を否定し、本土の人々と同じようにしようとしているということだ。(一国)二制度もここまでだ」と投稿した。

 香港当局は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のための集会禁止措置を延長し、1989年に発生した流血の天安門事件の追悼集会の開催を事実上阻止していた。

 中国本土で同事件の黙殺が強いられているのとは対照的に、香港では大規模な集会が認められていた。(c)AFP