独連盟がブンデス3選手を調査、ミネソタの事件に対する抗議で
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【6月2日 AFP】ドイツサッカー連盟(DFB)は1日、米ミネソタ州で黒人男性のジョージ・フロイド(George Floyd)さん(46)が警察の拘束下で死亡した事件に抗議したとして、競技規則を理由にブンデスリーガ1部でプレーする3選手の調査を余儀なくされたと発表した。
ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)のジェイドン・サンチョ(Jadon Sancho)とアクラフ・ハキミ(Achraf Hakimi)、シャルケ04(Schalke04)のウェストン・マケニー(Weston McKennie)は、白人警官に手錠をかけられて膝で首を数分間押さえつけられて前週に死亡したフロイドさんのための正義を求めた。
また、ボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)のマルクス・テュラム(Marcus Thuram)は、得点後に膝をつくパフォーマンスを披露。これは、元米ナショナルフットボール(NFL)のコリン・キャパニック(Colin Kaepernick)が2016年に始めた国歌演奏時の膝つき抗議にならったもので、このポーズは米国で大きな論争を呼んだ。
サンチョ、ハキミ、マケニーの3選手は、競技規則を管理する国際サッカー評議会(IFAB)のガイドラインに従うDFBの管理機構によって調査が行われている。
調査の決断が下されたものの、DFBのフリッツ・ケラー(Fritz Keller)会長は4選手の抗議を称賛した。
「態度を示し、連帯を見せた選手に大きな敬意を払う。彼らのような責任を果たせる選手が必要であり、私は誇りに思う」
「道徳的観点から言えば、私は週末の彼らの行動を完全に理解している。米国での出来事に心が動かない人はいない」 (c)AFP