【6月2日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間2日午前4時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は37万3439人に増加した。

【図解】新型コロナウイルスはどのように伝染するのか

 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに196の国・地域で計622万110人余りの感染が確認され、少なくとも259万9500人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状がある人や重症患者にのみ検査を実施している。

 1日午前4時以降、新たに2739人の死亡と10万6849人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのは米国の607人。次いでブラジル(480人)、インド(230人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに10万4658人が死亡、179万7457人が感染し、少なくとも44万4758人が回復した。

 次いで被害が大きい国は英国で、死者数は3万9045人、感染者数は27万6332人。以降はイタリア(死者3万3475人、感染者23万3197人)、ブラジル(死者2万9314人、感染者51万4849人)、フランス(死者2万8833人、感染者18万9220人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの82人。次いでスペイン(58人)、英国(58人)、イタリア(55人)、フランス(44人)となっている。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4634人、感染者数は8万3017人、回復者数は7万8307人。

 地域別の死者数は、欧州が17万9040人(感染216万6993人)、米国・カナダが11万2038人(感染188万9104人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が5万1658人(感染102万9284人)、アジアが1万6629人(感染56万866人)、中東が9628人(感染41万3951人)、アフリカが4314人(感染15万1339人)、オセアニアが132人(感染8574人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP