【6月2日 Xinhua News】中国水産科学研究院北戴河センター実験ステーションは5月30日、北戴河観光埠頭(ふとう)海域で今年最初の増殖放流活動を実施し、全部でヒラメの稚魚68万匹余りとトラフグの稚魚26万匹余りを放流した。

 同ステーションの于清海(Yu Qinghai)ステーション長は「今年は北戴河海域で2回に分けて増殖放流を行い、放流の総量は139万匹余りになる」と述べた。

 河北省(Hebei)秦皇島市(Qinhuangdao)に位置する北戴河は環渤海地域の重要な観光都市であり、この海域には工業汚染がなく、海水中の栄養塩に恵まれ、プランクトンの種類が豊富なことから、優れた海産魚の産卵場や餌場になっている。

 同ステーションは毎年、増殖放流の效果を調査し評価を行っており、それによると、1990年のステーション設立以来、海産魚の稚魚飼育と養殖技術の研究開発により、北戴河では失われかけていた漁期が回復する現象が相次いで表れているという。(c)Xinhua News/AFPBB News