【6月1日 AFP】米プロバスケットボール協会(NBA)のクリーブランド・キャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)で昨季までプレーしたJ・R・スミス(J.R. Smith)が、米カリフォルニア州ロサンゼルスの住宅街で男性に暴行を加えている動画が公開された。スミスは、男性が自分の車を傷つけていたと話している。

 芸能情報サイト「TMZ」が公開した動画の中で、スミスはジョージ・フロイド(George Floyd)さん(46)の死に対する抗議活動が行われているロサンゼルスで、地面に転がっている男性を激しく蹴飛ばし、立ち上がった相手を殴りつけている。男性は走ってその場から逃げ出した。

 スミスはその後、自ら動画を投稿し、攻撃したのは男性が自分の車の窓を割っていたからだと主張した。また、車が止まっていたのは住宅街で、抗議中の略奪の対象となっている商店は近くになかったとも話している。

 スミスは「あいつを追いかけていって尻を蹴っ飛ばした」と話す一方、白人だから攻撃したわけではないことをはっきりさせたいと語り、「ヘイトクライムなんかじゃない」とコメントしている。

 34歳のスミスはNBA歴14年のベテランで、18-19シーズンはキャブスで11試合に出場したが、今季は未所属が続いている。(c)AFP