【6月1日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間1日午前4時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は37万261人に増加した。

【図解】新型コロナウイルスはどのように伝染するのか

 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに196の国・地域で計611万3340人余りの感染が確認され、少なくとも252万800人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状がある人や重症患者にのみ検査を実施している。

 5月31日午前4時以降、新たに3666人の死亡と12万3415人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのはブラジル(956人)。次いで米国の698人、メキシコ(364人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに10万4051人が死亡、177万8515人が感染し、少なくとも41万6461人が回復した。

 次いで被害が大きい国は英国で、死者数は3万8489人、感染者数は27万4762人。以降はイタリア(死者3万3415人、感染者23万3019人)、ブラジル(死者2万8834人、感染者49万8444人)、フランス(死者2万8802人、感染者18万8882人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの82人。次いでスペイン(58人)、英国(57人)、イタリア(55人)、フランス(44人)となっている。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4634人、感染者数は8万3001人、回復者数は7万8304人。

 5月31日午前4時以降、同ウイルスによる初の死者が出た国はルワンダ。 

 地域別の死者数は、欧州が17万8080人(感染215万1192人)、米国・カナダが11万1399人(感染186万9442人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が5万711人(感染99万972人)、アジアが1万6273人(感染54万2951人)、中東が9487人(感染40万4261人)、アフリカが4179人(感染14万5962人)、オセアニアが132人(感染8565人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP