【6月1日 Xinhua News】中国河北省(Hebei)秦皇島市(Qinhuangdao)は北東アジアの重要な渡り鳥の飛行ルート上に位置しており、市内で500種類余りの鳥類が発見されている。秦皇島野生動物救護センターは国家級野生動物疫源疫病監視ステーションとして、傷を負った鳥を保護するとともに、肛囲や咽頭を拭って検体を採取し、野生動物の感染症に対する監視と積極的な注意喚起に取り組んでいる。

 近年増加傾向にある人獣共通感染症についても、この取り組みが鳥類の疫学調査に役立ち、同市の生態安全保護につながっている。

 積極的注意喚起を開始した2012年以降、同センターは累計1万3955点の関連サンプルを提供した。今春採取した1100点余りのサンプルは、すでに検査に送られている。(c)Xinhua News/AFPBB News