【5月31日 AFP】アフガニスタンの首都カブールで30日、沿道に仕掛けられた爆弾が爆発し、テレビ局の記者ら2人が死亡した。

 標的になったのは民間テレビ局クルシードTV(Khurshid TV)のスタッフら15人が乗っていたミニバスで、イスラム過激派の活動を監視する「SITEインテリジェンス・グループ(SITE Intelligence Group)」によると、「イスラム国(IS)」が犯行声明を出したという。この爆発で記者1人と運転手1人が死亡した。

 旧支配勢力タリバン(Taliban)が24日から3日間停戦したことで暴力行為は全体的に減少していたが、今回の爆弾攻撃がこれに区切りをつけた形だ。

 ISはこれまでにもメディアを標的にしてきた。最多の犠牲者を出したのは2018年のカブールでの攻撃で、フランス通信(AFP)カブール支局主任カメラマンのシャー・マライ(Shah Marai)氏を含む複数の報道機関の記者9人が死亡した。

 今回の攻撃のわずか数時間前には、対タリバン和平交渉の主導役に任命されたアブドラ・アブドラ(Abdullah Abdullah)前行政長官が、和平交渉を開始する態勢が整ったと明らかにしていた。

 アブドラ前行政長官は任命後初の記者会見で「停戦と暴力の減少、捕虜の交換は、どれも好調な滑り出しへの道を開いた」と語り、「交渉チームはいつでも協議を始める用意がある」と述べた一方、交渉中には新たに停戦を実施するよう強く要求した。(c)AFP/Emal HAIDARY