【5月31日 AFP】英国政府が30日、国内スポーツの公式戦を6月1日から再開することを承認し、「スポーツの復活が始まった」と宣言した。

 英国では、新型コロナウイルスの影響で3月からスポーツ活動が停止し、国内の大半の場所で実質的なロックダウン(都市封鎖)が続いている。

 しかしデジタル・文化・メディア・スポーツ相のオリバー・ダウデン(Oliver Dowden)氏は公式会見で、「2か月以上にわたるスポーツの中断と、数週間に及ぶ医療の専門家およびプロスポーツ団体との絶え間ない話し合いを経て、本日ガイダンスを公開する。これに従えば、最短で月曜日(6月1日)から無観客で公式戦を再開できる」と発表した。

 ダウデン氏は、「英国スポーツの復活が始まった」と話している。

 再開の一番手は、来月1日にニューカッスル(Newcastle)で実施される競馬になる見込みで、クラシック初戦の2000ギニー(Two Thousand Guineas Stakes)が同6日に予定されている。

 プレミアリーグの再開は同17日。ダウデン氏はすでに、サッカーが「国民生活で特別な位置を占めている」ことを認め、再開後は一部の試合を無料で放送すると発表している。

「エバートン(Everton)対リバプール(Liverpool FC)のマージーサイドダービーなど、シーズン終了までの試合の約3分の1を無料放送し、また史上初めて、プレミアリーグの試合をBBCが生中継することになった」

「これは公式発表だ。サッカーが戻ってくる」 (c)AFP