【5月31日 Xinhua News】ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の中国法人、大衆汽車集団(中国)は29日、VWが国有中堅自動車メーカー安徽江淮汽車集団(JAC)の親会社で、安徽省(Anhui)政府系の安徽江淮汽車集団控股の株式50%を取得すると発表した。VWの投資額は10億ユーロ(1ユーロ=約119円)に上る見込み。12月末までの実施を予定している。

 これと同時に、JACとの合弁会社で電気自動車(EV)の開発を手掛ける江淮大衆汽車への出資比率を50%から75%に引き上げる。実質的な経営権を握ることで、経営モデルの変革を図るとしている。

 このほか、中国の車載電池大手、国軒高科の株式26%を取得し、筆頭株主になることで合意したことも明らかにした。投資額は11億ユーロ。VWは中国の電池メーカーに直接投資する初の外資系自動車メーカーとなる。手続きが順調に進めば、株式取得は年内にも完了する見通し。(c)Xinhua News/AFPBB News