【5月29日 Xinhua News】中国で日系コンビニエンスストアのファミリーマートが展開するカフェブランド「ParCafe」がこのほど、上海で初の「湃客精品珈琲指南(ParCafe Guide)」を発行した。それによると、中国と西洋の文明が交差する上海には現在すでに8千軒以上のカフェがあり、膨大で多様な消費者によって、街の至る所にカフェが出店しているだけでなく、上海ならではのカフェ文化が生み出されているという。

 湃客珈琲の責任者、王永毅(Wang Yongyi)氏によると、上海ではますます多くの人がコーヒーに親しみ、コーヒーを好むようになっており、コーヒー文化を愛する人に訪れてみるべきカフェをもっと知ってもらい、消費者にコーヒーに触れコーヒー文化を理解してもらうため、同ガイドブックを企画したという。

 同ガイドで選ばれた10軒の星付きカフェには、一部の人に熱烈に支持される「小衆化」した名店が並ぶ。これはコーヒー文化が徐々に浸透し、市場競争も徐々に激化していることの表れであり、厳選されたスペシャルティーコーヒーは上海コーヒー業界発展の一つの方向性となっている。

 今回の選出では、まず多くの会員による一次審査を行い、さらに専門の審査チームが実際に訪問して調査した。評価項目は味、サービス、環境、市場影響力などに及ぶが、特に味には50%と重きが置かれ、サービスと環境がそれぞれ25%、20%、市場影響力が5%となっており、上海の消費者がコーヒーそのものの品質とそれによってもたらされる喜びを重視することが示されている。(c)Xinhua News/AFPBB News