【5月29日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)のオランダGP(Dutch Grand Prix 2020)が、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)で来年への延期が決まった。同GPは今年、1985年以来となるF1カレンダーへの復帰を果たす予定だった。

 オランダGPは当初、5月3日にザントフォールト・サーキット(Circuit Zandvoort)で開催されることになっていたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の大流行ですでに3月には延期が決まっていた。

 レース主催者はコメント文で、「オランダGPの運営組織は、フォーミュラワン・マネジメント(FOM)と協議の上、今年は観客を入れてのレース開催はもはや不可能と結論付けるしかなかった。従って、レースは2021年に延期することが最終的に決まった」と述べた。

 2021年のスケジュールは国際自動車連盟(FIA)とFOMが共同で決定することになっており、オランダGPの新しい日程もそこで発表される。

 例年通りの手順であれば、来季の日程は2020年シーズン終了までに発表される見通し。すべての観戦チケットは、新しいレースでも引き続き有効であるという。

 2020年シーズンのF1は、開幕戦として7月5日にオーストリアGP(Austrian Grand Prix 2020)決勝を無観客で開催し、翌週の12日も同GPと同じくレッドブル・リンク(Red Bull Ring)でレースを行うことを目指している。(c)AFP