【5月28日 AFP】米ネバダ州アスレチック・コミッション(NAC)は27日、州内での格闘技の開催を許可すると発表し、ボクシングが6月からラスベガス(Las Vegas)で再開する見込みとなった。

 NACはボクシングのプロモーターのトップランク(Top Rank)社と、総合格闘技「UFC(Ultimate Fighting Championship)」が申請したそれぞれ二つのイベントを承認。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)で中断していた同州の格闘技が再び動き出すことになった。

 UFCは5月30日と6月6日に、トップランクを率いるボブ・アラム(Bob Arum)氏はMGMグランド・ガーデン・アリーナ(MGM Grand Garden Arena)で6月9日と11日に、どちらも無観客で大会を開催する見込みとなっている。

 スティーブ・シソラック(Steve Sisolak)州知事は前日、ネバダ州は無観客でのスポーツイベントの開催許可を含む活動再開計画の第2段階に入ったと表明。これを受けてNACは電話会議を行い、2か月以上中断していた格闘技の再開にゴーサインを出した。

 6月9日に予定されるボクシングのメインイベントでは、米国出身のWBOフェザー級無敗王者シャクール・スティーブンソン(Shakur Stevenson、13勝<7KO>0敗)がプエルトリコのフェリックス・カラバロ(Felix Caraballo、13勝<9KO>1敗2分け)と対戦する。

 安全手順に従って今月にフロリダ州で3大会を開催したUFCは、ネバダ州での大会開催に向けた運営計画を定めるためNACと協力を重ねてきた。トップランクの計画の詳細は、近日中に最終決定する見通しとなっている。(c)AFP