インド北部、熱波で50度 首都は5月最高気温を18年ぶり更新
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【5月27日 AFP】熱波に見舞われているインドでは、北部で気温が50度に達し、首都ニューデリーでは5月の気温としては過去18年間で最高を記録した。
インド気象局(India Meteorological Department)によると、26日に北西部ラジャスタン(Rajasthan)州チュル(Churu)で気温50度と観測史上最高を記録し、パンジャブ(Punjab)州、ハリヤナ(Haryana)州、ウッタルプラデシュ(Uttar Pradesh)州の一部でも40度台を記録した。
気象局は、この暑さは北部であと数日は続くとみられると発表した。
首都ニューデリーの一部では、5月の気温としては過去18年間で最高となる47.6度に達した。
今年はこれまでのところ猛暑による死者は報告されていないが、昨年政府は2015年以降で約3500人が死亡したと発表した。死者数は近年減少している。
この熱波は、新型コロナウイルスの感染拡大防止に取り組むインドにとって新たな問題となっている。同国の感染者数は世界で10番目に多く、27日時点で15万人を突破。これまでに4500人近くが亡くなった。(c)AFP