【5月27日 AFP】米フロリダ州は3日連続で豪雨に見舞われ、26日には南部マイアミなどの沿岸都市で大規模な洪水が発生した。新型コロナウイルス感染拡大防止のため2か月に及んだロックダウン(都市封鎖)がこれらの都市でも緩和されたが、住民は再開されたレストランやビーチを楽しめずにいる。

 フロリダ州には24日以降、暴風雨と竜巻、洪水警報が出ている。道路は川と化し、電気の供給も不安定になっている。

 ソーシャルメディア上では、車が窓の高さまで浸水している様子や、マイアミ市内の道路をカヤックで進む人々の様子などを捉えた写真が共有されている。中にはSUV(スポーツ用多目的車)にくくり付けたロープを手に、サーフィンをする人もいた。

 マイアミ大学(University of Miami)でハリケーンと気候学を専門とするブライアン・マクノルディ(Brian McNoldy)氏はツイッター(Twitter)で、「これは最大級だ。3日連続でこれほど多くの雨が降ったのは、ここに暮らしてからの8年間で初めて。(総雨量は)約270ミリで、まだ増えている…300ミリもすぐ超えるだろう」と投稿した。

 26日夜時点で被害は報告されていない。(c)AFP