【5月28日 Xinhua News】中国河北省(Hebei)の雄安新区と他地域をつなぐ幹線道路網の整備が急ピッチで進められている。

 北京大興国際空港(Beijing Daxing International Airport)と山東省(Shandong)徳州市(Dezhou)を結ぶ「京徳高速道路」と、山東省栄成市(Rongcheng)と内モンゴル自治区(Inner Mongolia Autonomous Region)烏海市(Wuhai)を結ぶ「栄烏(えいう)高速道路新線」の建設現場では、工事車両がひっきりなしに行き交い、クレーンが林立し、重機がごう音を立て、溶接の火花が散る中、至る所で作業員が忙しく働く姿が見られた。

 栄烏高速道路新線は、雄安新区から縦方向4路線と横方向3路線に延びる「四縦三横」と呼ばれる高速道路網の重要な一部。京徳高速道路は、河北省や山東省と北京大興国際空港をシームレスにつなぐ主要路線で、完成後は雄安新区-北京が1時間圏内となる。

 これまでにそれぞれの建設工事に投じられた金額は、京徳高速道路が総投総額の38・0%に当たる73億6700万元(1元=約15円)、栄烏高速道路が39・1%に当たる78億1千万元に上る。(c)Xinhua News/AFPBB News