【5月27日 AFP】コスタリカで26日、同性婚が合法化され、同性カップルらの結婚式が夜通し行われた。中米で同性婚が認められた国は初めて。

 最高裁判所の判断に従い、26日午前0時に同性婚が合法化。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)で、大規模な祝賀会は中止となったものの、性的少数者(LGBT)の権利に関する特別番組が公共テレビとオンラインで放送された。

 カルロス・アルバラド(Carlos Alvarado)大統領は番組内で、「この変化は重大な社会的および文化的な変革をもたらし、大勢の人々に結婚の自由を与えるでしょう」と語った。

 首都サンホセ北西のエレディア(Heredia)では、午前0時を過ぎると、ドゥニア・アラヤ(Dunia Araya)さんとアレクサンドラ・キロス(Alexandra Quiros)さんが結婚した。白い衣装に身を包んだ2人は、マスク姿の公証人の前で誓いを立てた。

 インターナショナル・レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランス・インターセックス連盟(ILGA)はツイッター(Twitter)に、「コスタリカは今日という日を祝福しています。結婚の平等がこの国で現実のものとなりました。中米初です」と投稿を寄せた。(c)AFP/Marco SIBAJA