【5月27日 AFP】軍の近代化を進めるロシアは、同国初のステルス戦略爆撃機「PAK DA」の試作機製造を開始した。国営のタス通信(TASS)が26日伝えた。

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 タス通信が報じた防衛産業の情報筋の話によると、国営の統一航空機製造会社(UAC)が製造計画の監督に当たり、同計画向けの資材が輸送され、操縦室部分の作業が開始した。この情報筋は報道の中で「機体の最終組み立て作業は2021年に完了する」との見通しを示した。

 ロシア当局は計画の詳細をほとんど公表しておらず、アレクセイ・クリボルチコ(Alexei Krivoruchko)副国防相が昨年、UAC傘下の航空機製造企業ツポレフ(Tupolev)が統括していると述べるにとどまっている。UACの広報担当者はAFPに対し、この報道についてのコメントを控えるとした。ツポレフもコメントを求める取材に応じていない。

 これまでの報道によると、PAK DAは米ステルス爆撃機に似た全翼機の設計を特徴とし、亜音速で飛行、戦略的巡航ミサイルと極超音速兵器を搭載するという。(c)AFP