【5月26日 Xinhua News】中国上海港の食糧積み降ろし専用埠頭にこのほど、6万3千トンのブラジル産大豆を積んだばら積み貨物船が接岸した。上海口岸(通関地)からの大豆輸入量は直近5カ月で29万7千トンに達し、前年同期比で54・5%と大幅に増加した。

 同船はブラジルのバルカレナ港を出港後、50日余りを経て到着した。6万3千トンのブラジル産大豆は搾油に使われ、残りの大豆かすは飼料用になる。

 上海税関の統計によると、今年1~2月は新型コロナウイルス感染症による影響を受け、上海口岸の大豆輸入量は前年同期比39・3%減の3万7千トンだったという。3月以降、中国国内で感染対策の成果が顕著になるにつれ、関連企業の秩序正しい生産再開が進み、3月から5月までの大豆輸入量は前年同期比98・4%増の26万トンに達し、ブラジル産大豆が上海口岸における大豆輸入の新興勢力となっている。(c)Xinhua News/AFPBB News