【5月26日 AFP】(更新)中南米最大の航空会社であるLATAM(ラタム)航空(LATAM Airlines)は26日、米国で破産申請を行ったと発表した。同航空は新型コロナウイルスの影響で急激な経営悪化に陥っていた。

 LATAM航空グループのロベルト・アルボ(Roberto Alvo)最高経営責任者(CEO)は「米国の連邦破産法第11条に基づき、LATAM航空およびチリ、ペルー、エクアドル、コロンビアの関連会社が自主再建の手続きに入った」と発表。

 チリとブラジルの航空会社が合併して創設されたLATAM航空は先月、新型コロナウイルスの世界的な大流行を受けて事業を95%縮小すると表明。さらに今月に入り、大規模な従業員の解雇も発表していた。

 現時点で旅客機や貨物輸送機の運航に直接の影響はないとしている。(c)AFP