【5月26日 AFP】米プロバスケットボール(NBA)の元名選手で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と診断されていたパトリック・ユーイング(Patrick Ewing)氏が、病院を退院し自宅で静養していると、息子のパトリック・ユーイング・ジュニア(Patrick Ewing Jr.)氏が25日に明らかにした。

 現役時代にはニューヨーク・ニックス(New York Knicks)などで活躍し、バスケットボール殿堂(Basketball Hall of Fame)入りを果たしている57歳のユーイング氏は前週、検査で新型コロナウイルス陽性が判明したと公表し、入院していた。

 しかしながら、今は自宅で健康を取り戻しているといい、ジュニア氏はツイッター(Twitter)に、「入院中に父の治療に当たってくれた医師や病院スタッフの方々、そして父の診断以来ずっと思いや祈りを届けてくれた皆さんに感謝したい」とつづった。

「父は現在、家にいて徐々に良くなっていてる。引き続き症状を見守りつつ、米疾病対策センター(CDC)のガイドラインに従っていく。皆さんにはこれからも感染に気をつけて、自分自身と愛する人たちを守っていってもらいたい」

 現在は米ジョージタウン大学(Georgetown University)のヘッドコーチ(HC)を務めているユーイング氏は、現役時代に男子バスケットボール米代表「ドリームチーム」のメンバーとして、1984年と1992年の五輪で母国の金メダル獲得に貢献。NBAでは主にニックスなどで17シーズンにわたりプレーし、通算11度のNBAオールスターゲーム(NBA All-Star Game)選出を果たした。(c)AFP