【5月25日 AFP】ジャパンラグビートップリーグのパナソニックワイルドナイツ(Panasonic Wild Knights)は25日、イングランド代表LOジョージ・クルーズ(George Kruis)とウェールズ代表CTBハドリー・パークス(Hadleigh Parkes)が来季からチームに加わると発表した。

 ブリティッシュ&アイリッシュライオンズ(British and Irish Lions、英国とアイルランドの選抜チーム)での出場経験を持つクルーズは、イングランド代表として45キャップを誇る。チームが決勝に進出したW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)でも登録メンバー入りしたが、その大半が途中出場だった。

 ニュージーランド出身のパークスは、ウェールズのスカーレッツ(Scarlets)に所属していた32歳。チームが準決勝で南アフリカに敗れたW杯日本大会では全試合出場を果たした。

 ウェールズ以外でプレーする選手の代表入りは、60キャップ以上か0キャップの場合に限られるという決まりになっているため、29キャップのパークスにとって今回の決断は事実上の代表引退を意味する。

 パークスは今回の日本移籍について「さっと下せる決断ではなかったし、簡単なものでもなかったのは確か」と英BBCに語った。

 一方、イングランド・プレミアシップのサラセンズ(Saracens)に所属していたクルーズは、日本移籍が代表引退を告げるものになるという考えを否定。「まだまだ力は残っていると思いたいし、イングランド代表からの引退では絶対ない」と英メディアに語った。(c)AFP