【5月25日 AFP】米男子ゴルフと米ナショナル・フットボール・リーグ(NFL)のスター4人による慈善ゴルフが24日、米フロリダ州ホーブサウンド(Hobe Sound)のメダリストGC(Medalist Golf Club)で行われた。タイガー・ウッズ(Tiger Woods)/ペイトン・マニング(Peyton Manning)氏組が、フィル・ミケルソン(Phil Mickelson)/トム・ブレイディ(Tom Brady)組に勝利し、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策支援として2000万ドル(約21億5000万円)の寄付を集めた。

「ザ・マッチ・チャンピオンズ・フォー・チャリティー(The Match: Champions for Charity)」と名付けられたマッチプレーは、前半9ホールがフォアボール、後半9ホールがフォアサムで行われ、ラウンド中には支援金を募るためのチャレンジ企画も設けられた。

 新型ウイルスの影響でゴルフシーズンは中断しているが、伝説的QBのマニング氏とペアを組んだウッズは腕がさびていないことを証明し、ミケルソンと現役QBのブレイディ組を1アップで抑えた。

 ウッズとミケルソンは、2018年にラスベガス(Las Vegas)で行われた同様のチャリティーイベントで対戦しており、二人にとってはその時の再戦となっただけでなく、久々のゴルフコースでの時間となった。

 実戦形式でのプレーは2月16日のジェネシス・インビテーショナル(Genesis Invitational 2020)最終日以来だったウッズは、過去に手術をした腰の状態は二度と完全に戻ることはないとしながらも、健康で準備ができた状態でツアー再開を迎えることはできると話している。

 44歳のウッズは中断期間中の過ごし方について、過密日程が予想される秋シーズンに向けて体調を整えていると明かし、「面白くなりそうだ」「4月から7月のメジャーにピークを合わせることに慣れているが、今はこれ(新型ウイルス)がすべてを変えてしまった。状況は不確定でせわしない」とコメント。また、腰の状態について10段階評価を求められると「そうだな、昔の10点とは違うとだけ言っておくよ」と答えた。

 中断されている米国男子ツアー(US PGA Tour)は、6月11日に米テキサス州フォートワース(Fort Worth)で開催されるチャールズ・シュワブ・チャレンジ(Charles Schwab Challenge 2020)から再開される見通しとなっている。(c)AFP