【5月24日 Xinhua News】高原型無人ヘリAR500Cがこのほど、中国江西省(Jiangxi)で初飛行に成功した。同機は同省景徳鎮市(Jingdezhen)にある航空工業ヘリコプター設計研究所が独自開発したもので、国内の高原型無人ヘリ分野の空白を埋めた。

 同研究所は中国のヘリモデル開発における設計統括部門にあたる。指揮官が20日午後3時半、初飛行の指令を出すと、同機はメインローターを急回転させて飛び立った後垂直に上昇。前後進飛行、左右側面飛行、ホバリング旋回、機動飛行などのテスト飛行科目を次々とこなし、約20分間飛行してから着陸したという。データによると、機体の状態は良好で、初飛行の成功が宣言された。

 同機は無人ヘリAR500Bの技術を土台にして開発された高原型無人ヘリ。最大離陸重量は500キロ、離陸高度は5千メートル、実用上昇限度は6700メートル、航続時間は約5時間、最大水平飛行速度は時速170キロ、最大巡航速度は時速165キロとなっている。(c)Xinhua News/AFPBB News