【5月23日 AFP】米国で、4月のビデオゲームへの支出額が過去最高を記録したことが分かった。市場調査会社が22日に公表したデータで明らかになった。新型コロナウイルス感染抑制のための外出制限で、需要が増加したとみられる。

 市場調査会社NPDグループ(NPD Group)のマット・ピスカテラ(Mat Piscatella)氏によると、4月のビデオゲームのハードウエア、ソフトウエア、周辺機器、ゲームカードへの支出額は計15億ドル(約1610億円)で、過去最高だった2008年4月の12億ドル(約1300億円)を上回った。

 NPDによると、ソフトウエアの売上高は前年同月比55%増の6億6200万ドル(約710億円)で、4月の最高記録を更新。

 売り上げ1位は「ファイナルファンタジーVII リメイク(Final Fantasy VII: Remake)」で、大ヒットしている同シリーズの新記録を樹立した。

 2位は「コール・オブ・デューティ・モダン・ウォーフェア3(Call of Duty: Modern Warfare 3)」、3位は「あつまれ どうぶつの森(Animal Crossing: New Horizons)」だった。

 ハードウエアへの支出額は4億2000万ドル(約450億円)と2倍超になり、4月としては2008年以来最高となった。売り上げ1位は、ニンテンドースイッチ(Nintendo Switch)だった。(c)AFP