【5月25日 Xinhua News】深紫外線発光ダイオード(LED)チップは可視光線を出さないが、米粒ほどの大きさで細菌やウイルスのDNAとRNAを破壊できる。このチップから出る光は、通常の紫外線とは異なり、波長域が短く、人の皮膚にほとんどダメージを与えない。

 米粒大の深紫外線LEDチップは、さまざまな製品に組み込むことで、水や空気、物体表面の殺菌消毒が可能になり、その殺菌消毒率は99%を超える。

 中国山西省(Shanxi)長治市(Changzhi)では同市人民政府と中国科学院半導体研究所、石炭大手の潞安集団が共同で中科潞安深紫外LEDプロジェクトを進めている。深紫外線LEDのコア技術を利用して開発した一連の製品は、水質浄化や空気浄化、食品の鮮度保持、医療などの分野での幅広い応用が期待できる。(c)Xinhua News/AFPBB News