【5月23日 AFP】ウクライナ中部で、首都から釣り旅行に出掛けた7人が、地元の男に射殺された。警察が22日、明らかにした。同国ではまれな銃による大量殺人事件となった。

 事件は同日朝、首都キエフから程近いジトームィル(Zhytomyr)州で発生。

 内務省関係者によると、キエフ在住の8人が、同州に住む男の招きで、ノボセリィツィア(Novoselytsya)近郊の湖に釣りに行った。プロのハンターとされるこの男が、客人らを狩猟用のライフルで襲ったという。

 一行のうち、男を含む3人が酒を飲んでいて激しい口論になり、銃を手に取った男はまず2人を銃撃。その後、湖岸の小屋で寝ていた5人を射殺した。1人だけは森に逃げ、無事だったという。口論の原因は不明。

 この内務省関係者の話では、男の身柄は確保されており、終身刑に処される可能性があるという。(c)AFP