【5月23日 Xinhua News】中国貴州省(Guizhou)遵義市(Zunyi)紅花岡区深渓鎮にある楊粲(Yang Can)墓は、かつて遵義一帯を統治した播州楊氏13代目、楊粲と妻の合葬墓。南宋時代後期に建てられ、二つの石室を持つ。現在は全国重点文物保護単位に指定されている。

 墓は1953年に発見され、1957年に同省の考古学者が緊急発掘を行った。内部は多くの彫刻が施されており、前室以外の墓全体で190カ所にのぼる。これほど多くの精巧な彫刻が中国南西部で見つかるのは珍しく、考古学界では「南西部古代石彫芸術の宝庫」と呼ばれている。(c)Xinhua News/AFPBB News