【5月23日 Xinhua News】中国内モンゴル自治区(Inner Mongolia Autonomous Region)民族事務委員会はこのほど、同自治区がオロチョン語、エベンキ語、ダウール語の言語文化ビッグデータ収集プラットフォーム構築のプロジェクトを開始し、消滅の危機にひんしている三つの少数民族言語を緊急保護することを明らかにした。

 これら3民族は同自治区フルンボイル市(Hulunbuir)で暮らしており、人口が最も少ないオロチョン族は全国で1万人を下回っている。これら少数民族は言語を持つが文字はなく、口頭で伝承してきたため言語の流出が深刻で、民族の言語を話せる人の数は減少の一途をたどっている。

 消滅の危機にひんした言語を守るため、内モンゴル自治区は今年、特別予算を出して専門家を組織し、3民族の居住地でフィールドワークを実施。使われている語彙(ごい)を幅広く収集し、発音を文字で表記した。ビッグデータプラットフォームは完成後、少数民族の人々や言語愛好者、研究者が利用できる言語学習の場となる。

 同自治区はまた、3民族の研究会が主導する形で、少数民族の居住地でさまざまな言語会話講習会を開催。青年や小中高生に自民族の言語や文化の学習を呼び掛けていく。(c)Xinhua News/AFPBB News