【5月22日 Xinhua News】中国安徽省(Anhui)宣城市(Xuancheng)涇(Jing)県で作られる宣紙は千年以上の歴史があり、劣化しにくい、変色しない、虫食いが少ない、寿命が長いなどの特徴を持つことから「国の宝」「紙寿千年」と称されている。制作技法は2006年に第1次国家級無形文化遺産に、09年には国連教育科学文化機関(ユネスコ)の「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」に登録された。

 原産地の涇県では、宣紙制作が盛んに行われていた明清時代の技法が今でも続いている。紙すき、乾燥、裁断など100以上の工程をすべて手作業で行うため、制作には少なくとも一年を要する。(c)Xinhua News/AFPBB News