【5月30日 AFP】ウルグアイ・モンテビデオで、新型コロナウイルスの感染拡大で外出などの制限がある中、ソーシャルメディアや街頭展示などを通して行われた「沈黙の行進(March of Silence)」で、建物の壁に映し出された軍事政権時代(1973-1985年)の不明者の顔写真を抱くサッカーウルグアイ代表の元監督、オスカル・ワシントン・タバレス(Oscar Washington Tabarez)氏。

「沈黙の行進」と言われるデモ活動は、毎年5月20日に開催され、今年で25回目。「コンドル作戦」の一環として、亡命先のアルゼンチンで暗殺された、ウルグアイの国会議員、セルマル・ミケリニ(Zelmar Michelini)とエクトル・グチエレス・ルイス(Hector Gutierrez Ruiz)両氏を悼むとともに、軍政下での不明者など未解決事件に対して正義が果たされるよう要求している。(c)AFP