【5月21日 AFP】新型コロナウイルス対策のロックダウン(都市封鎖)を受けて閉鎖されていた米フロリダ州オーランド(Orlando)のテーマパーク「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート(Walt Disney World Resort)」で20日、商業施設の営業が再開した。ただ、レストランや店舗への入店にはマスクの着用が必要なほか、人気のアトラクションの再開時期は未定だ。

 駐車場は駐車可能な台数を制限し、開園時間は短縮された。園内にはソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)を奨励する柵が設置され、人の手が触れる場所をスタッフが頻繁に消毒して回る。入場者には入り口での検温と園内でのマスク着用が義務付けられている。

 園内の商業施設「ディズニー・スプリングス(Disney Springs)」は公式ウェブサイトに、「COVID-19(新型コロナウイルス感染症)は非常に感染力が強く、深刻な症状が出たり、命を落としたりする恐れがあります」「ディズニー・スプリングスを訪れるお客様は、COVID-19にさらされることに伴うあらゆる危険を自発的に負います」との警告文を掲載した。

 ディズニー・スプリングスのマット・サイモン(Matt Simon)副代表はブログへの投稿で、「世界は変わった。今や、誰もが責任を共有し、各自の役目を果たす必要がある」と述べている。(c)AFP