【5月20日 AFP】ニュージーランドのジャシンダ・アーダーン(Jacinda Ardern)首相は20日、ロックダウン(都市封鎖)解除後の経済に弾みをつけるため、祝日の増加と労働日数を減らすことを検討していると明らかにした。

 アーダーン首相は、経済回復に向けて「機敏」で創造的なアイデアを奨励したいと話した。人口500万人の同国では、主に7週間にわたるロックダウンとウイルス対策が厳格に守られたことにより、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による死者は21人に抑えられた。だが、この影響で経済は失速した。

 経済回復へ向けた提案には、ロックダウンの影響で特に打撃を受けた観光やサービス部門での消費活動を支援するため、週4日勤務制や祝日の追加などが盛り込まれている。

 観光業界の代表者らと協議したアーダーン氏は19日、封鎖中の在宅勤務によって、柔軟性が与えられれば労働者が生産性を高めることが分かったとし、雇用主が試してみようと思うなら、4日勤務制も同じようにうまくいく可能性があると述べた。(c)AFP