【5月20日 Xinhua News】中国の動画配信大手ビリビリ(嗶哩嗶哩、Bilibili)が19日発表した2020年第1四半期(1~3月)決算は、売上高が69%増の23億2千万元(1元=約15円)となり、市場予想を上回った。平均月間有料ユーザー数(MPU)が2・3倍の1340万人と大きく伸びた。平均月間アクティブユーザー数(MAU)は70%増の1億7200万人、モバイル端末でのMAUは77%増の1億5600万人だった。

 最終損益は5億3千万元の赤字だった。前年同期の1億8千万元の赤字から赤字幅が拡大した。コンテンツ制作などのコストがかさんだ。

 米ナスダック(Nasdaq)に上場する同社は4月、ソニー(Sony)の米子会社から4億ドル(1ドル=約108円)の出資を受け、アニメやゲームの分野で業務提携する方針を発表した。陳睿(Chen Rui)董事長兼最高経営責任者(CEO)は「これからも常に収益力を高め、ユーザー数と売り上げを増やしていきたい」と語った。(c)Xinhua News/AFPBB News