【5月19日 AFP】スコティッシュ・プレミアシップは18日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)を受けて今シーズンの打ち切りが決定し、セルティック(Celtic)が優勝扱いとなった。

 大半のチームが8節を残していた3月に中断した時点で、2位のグラスゴー・レンジャーズ(Glasgow Rangers)に13ポイント差をつけていたセルティックは、これでリーグ記録となる9連覇に並んだ。

 レンジャーズはセルティックよりも消化試合数が一つ少なく、今季終了までに首位との直接対決をあと2回残していた。

 セルティックのピーター・ローウェル(Peter Lawwell)最高経営責任者(CEO)は、「ファンの前で最後までリーグ戦を見届けられなかったのはもちろん非常に残念だが、このタイトルがふさわしいことに異論の余地はない」とコメントした。

 同リーグでは過去に、欧州制覇を果たした当時のセルティックが1960年代から70年代にかけて、またレンジャーズが1989年から1997年にかけて9連覇を達成している。

 過去9シーズンのうち5季でチームを指揮しているセルティックのニール・レノン(Neil Lennon)監督は、「9連覇を成し遂げたチームの指揮官を務め、その中で大きな役割を果たすことができたのはとても誇らしい」と語った。

「素晴らしい気持ちで、選手たちをすごく誇りに思う。信じられない記録で、その一端を担えたことはとても特別だ。全くふさわしいと思っている」

 最終順位は1試合あたりの平均勝ち点で決まり、同リーグの再編をめぐる話し合いに進展がなければ、最下位に沈むハーツ・オブ・ミドロシアン(Hearts of Midlothian)が降格になる。(c)AFP/Kieran CANNING