【5月19日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間19日午前4時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は31万6333人に増加した。

【図解】新型コロナウイルスはどのように伝染するのか

 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに196の国・地域で計475万9650人余りの感染が確認され、少なくとも171万1900人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状が特に重い患者にのみ検査を実施している。

 18日午前4時以降、新たに2719人の死亡と7万7737人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのは米国の667人。次いでブラジル(485人)、英国(160人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに8万9874人が死亡、149万6509人が感染し、少なくとも27万2265人が回復した。

 次いで被害が大きい国は英国で、死者数は3万4796人、感染者数は24万6406人。以降はイタリア(死者3万2007人、感染者22万5886人)、フランス(死者2万8239人、感染者17万9938人)、スペイン(死者2万7709人、感染者23万1606人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの78人。次いでスペイン(59人)、イタリア(53人)、英国(51人)、フランス(43人)となっている。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4634人、感染者数は8万2954人、回復者数は7万8238人。

 地域別の死者数は、欧州が16万7402人(感染190万8708人)、米国・カナダが9万5806人(感染157万4525人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が2万9522人(感染52万6414人)、アジアが1万2449人(感染36万6429人)、中東が8234人(感染28万8554人)、アフリカが2793人(感染8万6618人)、オセアニアが127人(感染8402人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP