【5月19日 AFP】米バイオ製薬企業モデルナ(Moderna)は18日、同社が開発した新型コロナウイルスのワクチン候補「mRNA-1273」について、少人数を対象とした初の臨床試験で有望な暫定結果が出たと発表した。

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 同社は臨床試験第1相の暫定結果として、被験者のうち8人に新型ウイルス感染症の回復者と同様の免疫反応が見られたと説明。ワクチンは「おおむね安全で、忍容性が高い」とし、被験者には注射による赤みや痛み以外の影響はなかったと述べた。

 600人の被験者を対象とした第2相試験はすでに米食品医薬品局(FDA)の承認を得ており、同社は4~6月期中にも始まるとしている。ワクチンの有効性を検証する上で最大かつ最も重要な第3相試験は、7月に開始する見通しだ。(c)AFP/Ivan Couronne