中国の月探査機「嫦娥4号」、月の裏側に地球時間500日滞在
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【5月18日 Xinhua News】人類未踏の地で科学調査を行う中国の月探査機「嫦娥4号」が月の裏側で滞在を続けて500日目を迎えた。
嫦娥4号は2018年12月8日に打ち上げられ、2019年1月3日に月の裏側にある南極エイトケン盆地のフォン・カルマン・クレーターに初めて着陸した。
月での昼と夜の長さはそれぞれ地球の14日分に等しい。嫦娥4号は電力となる太陽光のない夜間は休止モードに切り替わる。
嫦娥4号の科学研究上の任務には、低周波電波天文観測の実施、地表や地形の調査、鉱物組成や月面の地表に近い部分の構造の探査、および中性子線や中性原子の測定などが挙げられる。
中国は7月に初の火星探査にむけて「天問1号」の打ち上げを予定している。(c)Xinhua News/AFPBB News