【5月18日 AFP】19-20ドイツ・ブンデスリーガ1部は17日、第26節の試合が行われ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)はFWロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)が今季26得点目を挙げるなどし、無観客のアウェーでウニオン・ベルリン(1. FC Union Berlin)に2-0で勝利。タイトル獲得へ再び歩み始めた。

 新型コロナウイルスの影響で3月中旬から中断していたブンデスリーガは16日、欧州主要リーグの先陣を切って再開。バイエルンは、中断前の2試合を負傷で欠場していたレワンドフスキが今季公式戦40点目となるPKを前半に決めると、終盤にはDFベンジャミン・パヴァール(Benjamin Pavard)がヘディングで追加点を挙げて2か月ぶりの一戦を制し、2位ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)との勝ち点差を4のままとした。

 バイエルンは26日、前日のルールダービーでシャルケ04(Schalke04)を4-0で下したドルトムントとの大一番を迎える。試合はこの日と同じくリーグが定める厳格な衛生ガイドラインに従い、無観客で行われる。

 バイエルンのキャプテンを務めるGKマヌエル・ノイアー(Manuel Neuer)は試合後、「ファンが不在で騒がしさがないから、一瞬一瞬がとても長く感じると言わざるを得ない」とコメントした。

「いつものアルテン・フェルステライ(Stadion An der Alten Forsterei)とは違った雰囲気だったが、重要なのはモチベーションや姿勢」「取り組むべき課題はまだあるが、試合を支配し、3ポイントを持ち帰ることができうれしい」

 早い時間帯に行われた試合では、ケルン(1. FC Cologne)がホームで2点をリードするも、下位マインツ05(Mainz 05)と2-2でドロー。ゴールを挙げたケルンのFWマルク・ウート(Mark Uth)は、「観客がいてもいなくても、2-0でリードしたらそのまま試合を締めくくらねばならない」といら立った。

 一方、マインツのスポーツディレクター(SD)を務めるルーヴェン・シュレーダー(Rouven Schroeder)氏は、「ストリートサッカーのようだったが、われわれにとっては重要な一戦」「何週間も空いた後の試合にしてはとても良かった。選手たちは後れを取りたくなかった」と語った。 (c)AFP/Ryland JAMES