【5月17日 AFP】米大リーグ機構(MLB)が、シーズン開幕に向けた新型コロナウイルス対策を作成したことが同国メディアの報道で分かった。選手たちは試合後の球場でのシャワー利用や他選手とのグータッチ、ベンチ内でひまわりの種を吐くといった行為が禁じられるという。

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 米ウェブサイトのジ・アスレチック(The Athletic)によると、この規制ではソーシャル・ディスタンシング(対人距離の確保)の規則が適用され、本塁打を打った後にハグやハイタッチをしたり、かみたばこを使用したりすることが禁止される。また、選手は毎日検温し、各イニングの間に手を消毒する必要がある。

 選手たちは毎日、コーチ陣や経営陣、球場職員らも新型ウイルスの検査を定期的に受け、陽性反応者は即座に隔離されるという。またラインアップに名を連ねていない選手は、距離を離したベンチ外の補助シート着席を義務付けられ、選手以外のチーム関係者は、ダッグアウトでのマスク着用を求められる。

 ジ・アスレチックによれば、MLBは最短で7月上旬から短縮した形で2020年シーズンの開幕を目指している。今回の新ルールは、今後選手会(MLBPA)の承認を得る必要がある。(c)AFP