【5月17日 AFP】中国の警察当局は、約6トンに上る未使用の偽造紙幣を押収した。額面にして4億2200万元(約63億6300万円)相当で、1949年の建国以来、最高の押収額だという。

 中国公安省の14日の発表によると、南部広東(Guangdong)省から北東部黒竜江(Heilongjiang)省にまで広がる貨幣偽造組織のメンバー16人が、警察の合同捜査で逮捕された。偽造紙幣の他、その製造機械や原料も押収した。

 中国ではこのところ「微信支付(WeChat Pay、ウィーチャットペイ)」や「アリペイ(Alipay)」などのモバイル決済システムを日常的に使う消費者が増えており、全土で有形通貨が廃れつつある。(c)AFP