【5月16日 Xinhua News】中国福建省(Fujian)武夷山市(Wuyishan)にある中国の茶文化を紹介する観光施設「夷山香江茗苑」で13日、中国茶の入れ方コンテストが開催され、人と機械がそれぞれの「腕前」を競った。

 コンテストは高級茶葉の「大紅袍(だいこうほう)」「正山小種(せいざんしょうしゅ)」「金駿眉(きんしゅんび)」を用い、審査は競技者の名前を伏せた状態で行われた。カプセル式スマート抽出機と3人の茶芸師が「工夫式」と呼ばれる作法で茶を入れ、審査員が色と香りなどを評価して点数をつけ総合得点で順位が決まる。最終的に同抽出機の順位は、3種類の茶葉すべてで3位だった。

 今回コンテストに「出場」した抽出機は中国が独自開発した初の自動抽出機で、伝統的な茶文化とスマート製造技術を融合している。茶葉ごとにカプセルを製造し、各カプセルには茶葉の種類に応じてコードが割り当てられている。カプセルを投入すると抽出機が自動で茶葉の種類を識別し、それぞれに適した温度や水の量、時間を選択、90秒後にはお茶ができあがる。(c)Xinhua News/AFPBB News